冒頭シーンは最高でクセ!クセ!
中盤もクセ!クセ!
終盤もずっとや!
奇をてらった作品といえば嫌味臭くなってしまいますが
タランティーノ監督には至上の表現かもしれません。
とにかくタランティーノ作品の中でも異質なくらい、日本文化とタラちゃん節がミックスしています。
これが私にはまあ合わなかった。
序盤のアクションなんかは素敵です。
リアルな間合い、タイミングの殺陣で
日常との解離が激しいからこそ、外の風景や家具を使った戦闘が滑稽なのに手に汗握る名シーンです。
全体的に思い付きでやってるのかと思うほど、途中途中で詰めが甘いと感じずにはいられない。
傘のように飛行機の座席に持ち込み立て掛けられた日本刀。
どんだけ声を張り上げても何言ってるかわからない國村隼。
コントみたいなワンシーンしか出てこない、意味のない沖縄。
過去最高に意味の成さない日本語講座。
興味深い作品ではあるものの、総じて退屈だと思ってしまいました。