「ヤッチマイナァ！！！」
脚色多めのハイカラな日本が主な舞台。ニンジャ=スレイヤーの世界観に近しい。
話の順番が「4→1→2→3」となっているが、テンポが良く、構成が整っているため飽きずに視聴できた。また、アニメーションの演出は好みでしかない。
クエンティン・タランティーノが撮りたい画がふんだんに盛り込まれた映画だな、と強く感じた。
そのためツッコミ所は多く、
・寿司屋が胡散臭すぎる
・暗転した和室での殺陣にも関わらず畳が反射している
・飛行機内に日本刀の持込みは禁止されている
等の許容できない矛盾点は面白いを越えて、引いてしまった。
ただ全ての演出が気にくわなかった訳ではなく、むしろチープ感が漂う青葉屋、血飛沫が飛び交う殺陣、カタコトの日本語など、むしろ好みである。
人によって選り好みする作品であることには間違く、手放しで人にオススメできないが、個人的には、これからもクエンティン・タランティーノ作品を見たいと思える作品だった。
