Katsuya

ナショナル・シアター・ライヴ 2015「二十日鼠と人間」のKatsuyaのレビュー・感想・評価

4.2
海外の舞台はこの作品意外に「ウォーホース」しか観てなかった。
そしてこの作品を観て思ったことは
「海外は映画も舞台も最高」ということ!!
素晴らしい舞台セットに演出、そして素晴らしいキャスト!NTライブを初めて観て、初めて面白さを痛感した。
実際に火をおこすし、川をつくってしまうし、海外の舞台はヤバい!!と心の中で叫んだ!

レニーは発達障害のため知能が子供の大男。そんなレニーと旅をしながら働き周るジョージ。レニーは子供同然のためジョージがいなくてはどうしようもないが、1番はジョージはレニーがいなくてはどうしようもないんだと思う。
二人で夢を叶えようと嫌々レニーと旅しているように見えるが実際のところ愛してやまない大切な家族。ジョージは夢を叶えたいんじゃなく、夢の話をして喜ぶレニーを見て、夢を叶えてやりたいというのが彼の夢なんだろうなと観ていて思った。
レニーがいなければジョージは生き甲斐が持てなくなる、つまりレニーと同じくらい、ジョージにとってレニーはかけがえのない相棒なんだと、温かい気持ちで観ていた。
だからこそ!ラストに実際に見せることはできなかったが、思い描いた夢を見せてやりたいと思うジョージの優しさに涙が止まらなかった。

障害者?系は本当に弱いな、観る前から涙腺が緩んでしまう。

これを生で観たかった!!
Katsuya

Katsuya