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サリヴァンの旅のkazu1961のレビュー・感想・評価

サリヴァンの旅(1941年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-472 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 449/1001

🖋 プレストン・スタージェス監督得意のスクリューボールコメディにカーアクション?、犯罪サスペンス?、そして当時の大恐慌の悲惨な世俗も反映しながら、ロマンスの要素も盛り込んだ贅沢な作品です。

🖋作品の主人公サリヴァン監督の貧乏体験旅行の過程を通して、スタージェス監督が大衆コメディを創り続ける自身の心情をオーバーラップさせた作品で、当時の悲惨な世相を描きながらも、そんな時にこそ“笑い”の力が必要であることを見事に描写し、優しい気持ちにさせてくれる力作です。

🖋主演の2人のカップルも魅力的。主演のジョエル・マクリーの熱演,ヒロインのヴェロニカ・レイクの可愛らしさは本作の魅力づくりに大きく貢献しています。

🖋囚人になってしまったサリヴァンと囚人たちがが刑務所の教会内で映画を観て、悩みを忘れたのように笑っているシーンがとても印象的です。その時、観ている映画はディズニーの“シリー・シンフォニー”シリーズ。そしてその時の答えはやっぱり“笑い”なんですね!!とてもセンスを感じるシーンです!!

😊物語は。。。(参考:allcinemaより)
社会派映画を作りたいと思い悩む、コメディ映画の売れっ子監督サリヴァン(マクリー)。遂に彼は、所持金25セントの浮浪者に化け、貧困層の取材に出る。女優志望の美女(レイク)と出会い、放浪の旅に出たつもりでハリウッドに逆戻り、ルビッチを尊敬するという彼女に身分を明かし、やがて彼女と本当のホーボー生活を体験する。だが、旅を終え、感謝の気持ちとして街で金を配り撒くうち襲われて記憶喪失となるサリヴァン。その服を着た強盗が列車に轢かれたため、彼の存在はなきものにされるが……。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『サリヴァンの旅』
原題(英題):『Sullivan's Travels』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1941
日本公開 :1994/06/04
🎥上映時間 :97分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):プレストン・スタージェス
脚本 :プレストン・スタージェス
原作 :プレストン・スタージェス、ポール・ジョーンズ
撮影 :ジョン・サイツ
音楽 :レオ・シューケン、チャールズ・ブラッドショー
出演(声優):ジョエル・マクリー、ヴェロニカ・レイク

🔸Overview (映画. comより)———————
ハリウッドの売れっ子監督とルビッチの映画に出ることを夢見る売れない女優がおかしな旅に出発し、様々な人間を目にしていくスクリューボール・コメディ。「レディ・イヴ」とともに、製作から50年も経ち、ようやく日本公開を果たした。監督は単独で脚本と監督をかねたハリウッド史上初めての映画作家であるプレストン・スタージェスで、美男美女がおりなす破天荒な物語をとほうもないスピードで織りあげていく手法で何本もの作品を監督した。代表作は、本作品の他「レディ・イヴ」「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」「殺人幻想曲」などがある。撮影はジョン・サイツ、美術はハンス・ドライヤー、音楽はジグモンド・クラムゴールドが担当。主演は、セシル・B・デミル監督の「ダイナマイト(1929)」で注目を集め、サム・ペキンパー監督「昼下がりの決斗」やスタージェス作品によって、一躍スターダムに押し上がったジョエル・マクリー。相手役には、ブロンド・ヘアーがトレード・マークで、スタージェス製作の「奥様は魔女」などに主演しているヴェロニカ・レイク。そのほか、名脇役として有名で、「ジョルスン物語」「スミス都に行く」などのウィリアム・デマレスト、ロバート・ワーウィック、フランクリン・パングボーン、ポーター・ホールなど。
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