ロボロッタ

シネマの天使のロボロッタのレビュー・感想・評価

シネマの天使(2015年製作の映画)
5.0
舞台になった大黒座は僕の想い出が詰まりまくった永遠のホーム劇場。その大黒座閉館前に撮影された、映画館を題材にした本作。閉館に際して沢山の人が壁に書いたメッセージ。僕のメッセージが劇中に写ったかどうかはわからなかったが、正直 感傷的になり過ぎて内容がどうのこうのなどと語る事が出来ない。映画好きになったのもこの映画館があったからだし、兄弟と、親と、初めてのひとり映画も、もちろんデートでも、あんな想い出やこんな想い出が詰まっている。まさか大阪でこの映画を観ることになるとは思わなかったが、大黒座の閉館時にはまだあちらに居れたのは今思えば良かった。
シネコンが当たり前になった今、大黒座のさよなら興行が行われた数週間は改めて映画の楽しさ、映画館の良さを実感できた期間だった。公開当時の料金¥500という粋な企画で観た『007 危機一発』(ロシア〜ではなくこのタイトルで興行実施)、当時観た人が集まったのかなぁと思わせる年齢層の高い客層の中で劇場が上品な笑いに包まれた『ローマの休日』、大スクリーンの迫力を心底楽しんだ『レイダース』、大本命『トップガン』と『バック•トゥ•ザ•フューチャー』の2本立てオールナイト上映で『トップガン』を2周鑑賞して真夜中にサントラ聴きながら帰ったとか。語り出すとキリがない。
エンディングは、何故かわからない涙が流れた『バクマン』とは違い、明らかに映画館へのノスタルジーを感じた涙が溢れた本作。

全ての映画館に敬意を表してこのスコアを送ります。