【過去に観た映画】2017.1212
上映前に、女優の石田えりの
舞台挨拶があった。
石田えりは、実物の方が、数倍美しい。
「遠雷」を観た時のイメージと変わらない。
企画段階とクランクイン直前のシナリオが大幅に変更になったことや、遺作となった阿藤快の役柄が変わったことなど、本音炸裂のトークで、
会場を盛り上げてくれた。
実際にあった122年もの歴史ある広島の映画館が舞台となり、
閉館までの そこに集う人の話。
高松もかつては、多くの映画館があり、閉館していく寂しさは、私も感じたし、解っているので、この映画の想いは凄くよく解るつもりだが、映画としてはあまりに台詞で説明しすぎたのかな。
リアルな部分とドラマの部分がうまく融合できていなかったのかなとも思う。
この大黒座。
歴史はあるけど、二度の建て直しや改修で、立派な建物過ぎてかっこよく、ノスタルジーを感じないし、会社組織もきちんとしてるようで、趣がないのが、
ヴィジョアル的にも残念。
後でパンフレットを読むと、
最初はドキュメンタリー短編映画の企画だったようで、歴史ある映画館だから、長編にしてドラマを入れてという強い要望があり、二転三転したという
経緯が書かれていたので、様々な事情があったのだと察する。
エンドロールに各地の閉館された映画館の写真が出てきたが、
知ってる映画館が出ると、
やはりうるうるきてしまう。