サンタムール

シネマの天使のサンタムールのレビュー・感想・評価

シネマの天使(2015年製作の映画)
4.0
実在した日本最古の映画館を舞台に繰り広げられる、心温まる"映画館の物語"ー
映画館が街から消えるとき 思い出があふれ出る。っていうフレコミです。
朝10時50分からの回で、
大好きな中洲大洋で観ました!
福岡が誇る老舗映画館!
観客は私を含めて4組しかいませんでしたが、、、。この作品を中洲大洋で観れて、しあわせでした。
この映画は122年間続いた本物の、取り壊しが決まった日本最古の映画館で撮影されました。

途中までちょっぴりB級なノリで進んでいくのですが、段々と、映画とは?とか、映画館とは?っていうまだ若い本郷奏多と藤原令子の想いに段々と引き込まれて。。。

まぁ。仙人の足湯シーンとか、途中で頭の中が宇宙を漂った時間帯はありましたが(^^;

映画館の壁に残ってる映画ファンのメッセージとか、

映画のチケットを買うお金がないセコイ天使の残した映画愛とか、

泣けましたね。。。

エンドロールではここ最近、閉館になった映画館が出てくるのですがそのヴィジュアルのひとつひとつが泣ける!(。>д<)
エンドロールには出て来なかった福岡の博多シネリーブルとか、天神の親不孝通りにあった映画館とか、思い出して泣けちゃった!(。>д<)

私にとって映画館ってとってもスピリチュアルな空間なので。
真っ暗な空間で、、もらえる勇気とか希望とか、自分の底に眠るパワーの発掘だったり、悩めるポイントの解決法だったり、現実逃避だったり、、。これはお家で観賞では得られない快感です。

ここ最近、大手シネコンの台頭とか、発達したDVD観賞の環境発達によって、単館、ミニシアターの閉館が増えてるのは悲しい事であって。。。
やっぱり息子と娘には映画は映画館でミセタイな。と、思うのでした。
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