アリスinムビチケ図鑑

WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズのアリスinムビチケ図鑑のレビュー・感想・評価

3.8
劇場でタイムリーに鑑賞して、好きな映画だったのでU-NEXTで再鑑賞。


"這い上がれるかーーー‼︎"


センスと才能が光る駆け出しDJコール(ザック・エフロン)が元人気DJジェームズや魅力的な女性ソフィー(エミリー・ラタコウスキー)と出会い、
憧れのフェスでDJをする夢を叶えるサクセスストーリー。

悪友4人組との友情や、失敗をしながらも前を向き一歩ずつ成功への階段を上がる彼らの成長や、
ソフィーとの恋愛、
そして成功と挫折の光と影を、
EDMの曲を背景に描かれた青春ストーリー。

プールでのコールのDJシーン。
計算し尽くされた心拍数と音のリンク、徐々に上げて行き、遠慮しがちなエリアは1人の勇気ある客で突破される…。

ソフィーのセクシーなダンスでエリアは突破され、
そして盛り上がる会場。
自然と身体がリズムを取りたくなる様な、
お腹の底に響くようなリズムのcoolな選曲のDJシーンに思わずいつまでも浸りたくたる。


フェスに向けてのオリジナルの音を探して、自分らしさを表現する音楽作り。

ジェームズの部屋で録音するソフィーの"No.9"の声がセクシーで、
パーカーのジッパーを上げる音、
思い出深い友達とのワンシーン、
生活から切り取った何気ない音が繋がって、1つの音楽を紡ぎ出す。

人の真似ばかりしていては魅力的な音は作れない。
オリジナルの音を取り入れられるのが良いDJ。

良い言葉ですね。
流行に捉われてばかりでは無く、
自分らしさを表現したり、
皆んながしてるから自分も…では個性もない。
自分らしさ…心に響きます。


あっという間に過ぎる無茶苦茶してた楽しかった青春のひと時、
苦い想いも、痛い想いも、全ては明日へ向けての階段。
成功を目指し、何かを失い、何かを得る事を覚え、立ち止まる暇など無くて、
前を向いて階段を駆け上がるコール達。

そして夢を叶えるクライマックスへと…

"這い上がれるかーーー"


EDMの曲とサクセスストーリーのコラボレーションが魅力的な映画でした。