no58

ディーパンの闘いのno58のレビュー・感想・評価

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)
4.3
第68回カンヌ国際映画祭 パルム・ドール作品。

内戦下のスリランカを脱出し、フランスに渡るために、内戦の元兵士のディーパンと、イギリスにいるいとこを頼って国外脱出したい女と、両親が内戦で死んでおばの元に身を寄せていた少女の3人が偽りの家族になる。
その後フランスで団地の管理人を任されたディーパンだったが、団地には薬の売人など治安が悪くて…。

カンヌの受賞作品3作観たが、これが一番観やすかった。
擬似家族だったはずなのに徐々にお互いを大事に思うようになるのに、3人は騒動に巻き込まれて、少しずつすれ違うようになってしまうのが切ない。
そして後半にはディーパンのアクションもあってかっこよかった。(もうちょっと長く観たかったなぁ)

ディーパン役の方は元々スリランカの内戦兵で、演技初体験と観終わった後に知ってびっくり。
眼光の鋭さとか、戦場に立ったことのある人だけが持つワイルドさとか伝わってきてリアリティがありました。いい俳優さんでした。

カンヌ特有のずーんと来るような重さは他の2作の方が顕著だったけど、純粋に楽しむことができて結構好きです。観てよかった!