ディーパンの闘いのあまのうずめのレビュー・感想・評価

ジャック・オディアール監督特集にて

以前観たはずだと思っていたのは勘違いだった。陰影の深い映像から重い印象を受けるが、脚本はそこまででは無い。

スリランカ解放軍の兵士が妻子を亡くし軍を辞め、難民認定の為偽りの家族を持ちフランスで生活して行くが待ち受けるものとは…。サスペンス要素が強く怒涛の終盤の迫力には目を見張る。救いのあるラストシーンにホッとするが、あり得なさすぎて突っ込みたくなった。

難民、貧困、麻薬、家族を描いたオディアールの意欲作。