シンプルでいて雄弁。
ストレートに思わせて変化球。
表向きは移民は大変!みたいな形なんだが、どこへ行っても生きるのはサバイバルみたい、嘘から始まっても真に変える努力、彼岸の向こうへ結局行っちゃうのよねー、と色々と読み替えられる。
登場人物に今まで生きてきた「人生」とやらを何気ない仕草でにじませるからであろう。
コレはこうです。みたいな押し付けがないぶん余白で色々と考えてしまう。
終盤あたり、監督意地悪やなーと思ってしまう。なんか小細工しますよね。
けど、画面にうつることのみ真実と言い聞かせて素直に観てみる。