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神のゆらぎのやのレビュー・感想・評価

神のゆらぎ(2014年製作の映画)
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多様性が求められる時代において、うまく目配せしている映画だとは思うが、結局のところ核心に触れることはない。いい感じに終わってる様で、はぐらかされただけな気もする。群像劇という形も目新しさはなく、活かしきれていない。

あと「飛行機が落ちるのは全能の神が存在しないからだ」この台詞に全てを集約させてしまうのは卑怯な気もする。そもそも信仰とは何なのか。信仰によって死にゆく者もいれば、しかし生かされる者もいる。宗教をめぐる諸問題は尽きることはない。そこにもう少しだけでも踏み込めてたら、すごい作品になっていたのかもしれない。
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