原作はよく知りませんが、結構ツボに嵌るところも多かったりして、予想以上に楽しめた映画でした。
あまりにもピュアな青春ラブストーリー過ぎて、ちょっとむず痒さはありましたが、でも見ている側も思わず応援したくなってしまうような、何とも爽やかな2人の恋模様でしたね。
最初から想いは通じているのに勘違いから感情がすれ違いっ放しで、なかなか恋が進展せず、ヤキモキさせられまくりでしたが、でもこのもどかしさがたまらなく良いんですよね、いい加減気付けよと思いつつも、もう少し見ていたい的なところもあったりして、まあとにかく大いに楽しめた猛男と大和の恋物語でした。
しかしキャラクターが三者三様、どれも魅力的なキャラで、それだけでも十分楽しめたところがありましたね。
少女コミック原作物らしく相当現実離れしたキャラではありましたが、その現実離れっぷりも含めて何気に面白みがありました、それを好演した役者陣もまたお見事でしたね。
それにしても主人公・剛田猛男の見た目がゴリラ過ぎて笑った!でも気は優しくて力持ち、昭和の香り漂う本当に頼りになる男でした、そして友達想いでいいやつなんですよねぇ、まさしく男も惚れる男の中の男でした。
30キロ増量して挑んだ鈴木亮平の役者魂、素晴らしかったです、力強さの中にも優しさが溢れていて、とにかく好感が持てました。
一方、ヒロインの大和も本当にいい子過ぎて、それは猛男じゃなくても好きだぁ~~~!!って言いたくなりますよね、演じた永野芽郁の素朴な可愛さも相まって、こちらも好感度大なヒロインぶりでした。
それと忘れちゃいけない猛男の親友・坂口健太郎のスナもいいキャラしてたなぁ、猛男と大和の恋物語を引き立てる、猛男とスナの友情物語もグッと来るものがあって良かったです、羨ましいですね、こんな親友関係。
エンドロール後のアレはさすがに羨ましくないですが・・・。
しかしスナも罪な男だねぇ、まあ何にしても笑えて感動出来てキュンとして、私は十分楽しめた映画でしたよ。