だいご

ギーズ公の暗殺のだいごのレビュー・感想・評価

ギーズ公の暗殺(1908年製作の映画)
3.4
フィルムダールの祖。何となくハリウッドと比べて、芸術的だとか高尚だとか言われがちなフランス映画だが、そういうフランス映画界の方向性を決定づけた作品。
素人がよく分からない動画を撮り散らかす低俗な娯楽だった映画界に高名な劇作家やコメディ・フランセーズの名優達など当時一流の文化人達が集まってこの映画を撮った。またかのサン=サーンスが担当したサウンドトラック曲は世界初の映画音楽だと言われている。
当時フィルマークスがあって、星をつけるならそりゃあ当然星5な訳だけど、結局評価は相対的で、小さい頃から綺羅星の如く映画史を彩ってきた名作たちに親しんできた俺からすれば、当たり前だけど面白くはない。いつもこの手の古典は星をつけるべきか悩む。
もちろん評価云々置いておいて、本作は映画史的には最重要レベルの作品だ。
だいご

だいご