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サウルの息子のrumblefishのレビュー・感想・評価

サウルの息子(2015年製作の映画)
4.5
サウルの行動は、仲間を危険に晒す身勝手な行動に思えて、正直苛ついた。
でも途中から、サウルを特定の人物ではなく、ホロコーストで亡くなったすべての人々を埋葬してあげたかったと願う、人々の祈りの集合体だと思って見ていた。
最後のサウルの眼差しは、あの少年だけでなく、観客にも向けられているのでは、という解釈をどこかで読んだが、なるほどと思う。