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サウルの息子のhayatoのレビュー・感想・評価

サウルの息子(2015年製作の映画)
3.6
【子供を何とかして埋めたい。自分の命を犠牲にしても。】

★名台詞
サウル『ラビはいるか??』←ラビ、ユダヤ教はいるか?

★感想

アウシュビッツ収容施設にはゾンダーコマンドという階級の労働者がいることを初めて知りました。

何れは殺されてしまう、いつ殺されてしまうかもしれない。でもそれでも働かなくてはならないというのは心理的にかなり不安定だろう。

歴史の背景には、アウシュビッツの施設の毒ガスで生き残る人もいたのだが、そういった人も無残に殺されてしまったっていうのがかなり悲しいなと…

この作品はカメラワークが、殆ど主人公にフォーカスを当てていて、死体などもボケが入ってるので観れたし、まるで自分がそこにいるかのような撮影をしてるので最後まで堪能した。

ただ、音楽などはあまりなくエンドロールまで観るのが疲れてしまいました。

気になったのが、最後のサウルの笑み。
彼がどう思って微笑んだのかを注目して観ていただきたいですね。
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