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サウルの息子のkawazilikousakuのネタバレレビュー・内容・結末

サウルの息子(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の葬いたい、埋葬させたい、その気持ちは痛いほどわかるが、周りを危険に晒す行為はあまりにも利己的過ぎて全く共感できなかった。火薬を落としたのか、奪われたのかした時はため息がでましたよ。ラビと交換?フザケンナよ、と。今、この悲惨な状況を変えなきゃ救いようがねぇだろ、このスットコドッコイが!ぐらいの気持ちになりました。
サウルの息子とはホロコーストで犠牲になったユダヤ人すべての象徴なる解説を読んでも、いやいやいや、だからってあの子だけを?という腑に落ちなさもあります。
ナチスに加担したゾンダーコマンドというユダヤ人が自分の罪を軽くするため、その贖罪としての象徴なら腑に落ちるけど、それは僕の心が汚れているからなんでしょう、きっと。
主人公に共感できない映画はキツイなー。
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