ゾンダーコマンドの話なので鬱になるのは覚悟してたが灰の記憶の方がまだマシ。開始10分持たずにSAN値直葬。
画面の色合いとか雰囲気は東欧映画にありがちな暗くてメリハリない感じ。だがそれがいい(東欧映画ファンにとっては)。
あとはカメラワークが独特だなあという印象を受けた。カメラは常に主人公にピントが合っておりエグい背景は幸いなことに(？)全てボケている。敢えてボカすことであの惨状をドヤァ酷いやろ！と見せつけないで、この光景が主人公にとっては日常(日常なのが寒気がするほど異常なんだけど)なので敢えてピント合わせないんですよという意図かなと推測する。
そもそもあれは本当にサウルの息子なのか？サウルが少年に異常な執着を見せたのはなんでなのか？もしかしてこいつ既に頭おかしいのでは？最後にサウルが笑ったのはどういう意味？この映画結局何が言いたかったの？･･･と独特のカメラワークも含め謎は尽きない。
考察好きな自称映画通ならこういうの好きなのでは。
まあ安易に人にはオススメできないし、あまりにも鬱になるのでもう見ることはないかなってかんじです。でも見た人たちの考察は是非聞きたい。そんな時まさにこのアプリの出番ですよ。さあ皆自論を書く作業に戻るんだ！(ﾉｼ 'ω')ﾉｼ ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
個人的には、サウルは自分がいつ殺されるかって恐怖と、同胞を裏切り生ゴミの如く廃棄することへの激しい良心の呵責と、酷い環境･生活などで既に気が狂っており、自分は真っ当な人間だと思いたいがために、たまたま見かけた男の子の死体を人間らしい最期として埋葬することに執着して自分の行いを許されたいだけだと思う。
灰の記憶の女の子だけは助けようとする人達と似たような感じ。
最後の少年の顔を見てあっ、結局彼を埋葬してやれなかったけど、その気持ちは評価されて俺は許されたんや･･･と安堵したところを( ᐛ👐)ﾊﾟｧ
実際にたまたま後から息子が運ばれてくるというのは考えにくいし、そっちの方が悲壮感あってエグくていいな
