レザーフェイス

サウルの息子のレザーフェイスのネタバレレビュー・内容・結末

サウルの息子(2015年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

FPS的な技法で展開されるホロコースト映画。
サウルのあまりに死を見続けた故に、息子を葬ることに特質するところが途轍もなく不気味である。
それはアンティゴネーに通じることであるのがよく分かるが、最後の反乱まで集団性を持ち続けてしまうのが、人間の恐ろしさである。
傾注、麻痺まで来ている心理を表していて、緊張感や切迫感が常にある。
そして、この見えないカメラがさらにリアリティを増していく。