あちり

ロブスターのあちりのレビュー・感想・評価

ロブスター(2015年製作の映画)
4.8
かなり面白い。

独身者は罪という世界戦で、
離婚により独り身になった男性が主人公に話が進んでいく。
独身者だけが集められ、そこでパートナーを持つためのプログラムが施行されるホテルにはいかにも独身・負け犬といった人たちが集められなかなか皮肉が効いている。また、45日以内にパートナーが見つけられなかったものは動物に変えられる。といった謎(ヨルゴス・ランティモス監督らしさ)の罰が完全にツボ。

共通項がないとパートナーとして失格という感覚が後半になってはっきりわかる。序盤はそれが趣向なんだと思っていたが、その世界線ではそれが当たり前だということに気付いた。が、気付いたところで意味はわからない。
パートナーのために共通項を無理矢理作る者、サイコパスな女、髪に異様に執着する女、脱走した独り身のための集落、など登場人物の個性も強く完全に動物園。

まあ、ほんとに最初から最後まで楽しく面白い映画で、完全にドストライク。
あちり

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