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ちはやふる 上の句のPORKのレビュー・感想・評価

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)
3.6
「なぜ自分の母校にかるた部がなかったのかと絶望していると、イケメンくんがかるた部に対して気怠い様子を示したところで殺意が湧く」ここまでがテンプレ街道。なあ、じゃあオッサンと代わってくれへんか?ってなるよね。
そしてそこから評価がナイアガラになっていくのがこの手の作品のお決まりだが、しっかりそこに決着つけはりましてな。ぐうの音出ませんわ。

初見者なら思わず「あっ!」と声が出てしまう決勝戦も文句なし。それもこれもちゃんと國村隼を解説役に回して、システムをスルスル咀嚼させる仕込みがあってこそや。球場行って女の子に起こりもしない超レアケースのルールの説明してもね、誰も振り向いてくれんのですよ。

そいで一番の収穫は芋くさい可愛い上白石萌音ちゃん(芋だけに収穫という超おもしろいやつ)。最初の追っかけシーンの逃げるリアクションが最高で、広瀬すずではなくて靴下と白ブリーフのみという出で立ちの汁男優が追っかけてたら☆4.5以上余裕案件でござった。加えて正座してる時のケツがいい。モンドセレクション金賞。

気になる点が幾点あり。
お前は新太に謝れよということ。それこそ「ごめんなさいって言えよ。」でしょーが。
また机くんもそんなんで赦しちゃっていいのかねー。償いさせてナンボでしょー。
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