ニーマン

ルシファー・ライジングのニーマンのネタバレレビュー・内容・結末

ルシファー・ライジング(1972年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『快楽殿の創造』 (1953年/カラー/38分)と『我が悪魔の兄弟の呪文』 (1969年/カラー/11分)と『人造の水』(1953年/カラー/13分)と同時上映でした。
こういうアングラ系?実験系?の映画は初めて見た。ケネスアンガーを知らずに見た。今の時代の「映画」とはかなり違って、美術館にある映像作品のようだった。「映画」のようにストーリーの起承転結があるわけでもなく、当時はどういう感じで観られていたのだろうか。そういうとこまで考えると面白い。全くの初見でケネスアンガーの映画を見たのだが、扱っているモチーフにはそれぞれメタファーとして意味が込められていそう。そこまで読みとくことのする映画なのか、映像をぼんやり見ていればいいのか、戸惑う作品だった。こういう雰囲気好きだな〜(悪魔への信仰厚いぜ〜)みたいなカッコよく刺激的な映像を作るために作られている映画だとしたら装置や映像の構図が凄すぎるので、何らかの、儀式のための映画みたいな、意図があるのだろうか…。調べないと理解できない映画だった。