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母の残像のSoundtracksのレビュー・感想・評価

母の残像(2015年製作の映画)
2.5
監督:ヨアヒム・トリアー

音楽:Ola Flottum

【劇伴曲】
ピアノ・シンセ・弦楽器。ドローンアンビエント、中音域をゆるやかに寂しげに延びていく、エンディング曲はやや明るめ。

【挿入曲】
どこに何が使われているのかいまいちわからないのでわかる範囲を数曲。

・Sylvester-Rock The Box
コンラッド(弟)が部屋で踊っているところをジョナ(兄)に見られるシーン。80年代のディスコ音楽で何でそんな曲で踊っているのかわからない。

・Tangerine Dream-Love On A Real Train
ジョナがコンラッドの日記を読むとき。この曲はトム・クルーズ「卒業白書」とアイゼンバーグの「イカとクジラ」でかかる。

・Com Truise-Open
チアが飛んでるシーン。トム・クルーズの頭文字を入れ替えたコム・トゥルーズさんの曲。レトロフュチャーのコズミックスペースな感じで夢想的な曲。

・Deaf Center-Hunted Twice/Divided
この2曲がどこで使われているかはわからない。Hunted Twice「二度現れる」でいいのかな?Divided は「分裂した」ダークアンビエントでこれも夢想感漂う。


写真家の母親の回顧展に家族の3回忌もかねて、喪失の回復を詩と写真とコンラッド君の心的表象で物語るのだけど、父・長男・次男と3人いるので視点がキョロキョロとしてしまう、3人ともにゆらゆらしていて、母親イザベルへの記憶が開かれてくると同時にコンラッド君が母の死と車中の涙を理解するのかな?とくに世界情勢と家族の不均衡なバランスを差し込んで振幅している。
コンラッド君のあの雰囲気をもった子ってなんか居るよね。
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