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母の残像のotomのレビュー・感想・評価

母の残像(2015年製作の映画)
4.5
死後どころか生前まで亡霊の如くなユペール様を軸として残された者たちのそれぞれの視点、記憶を描く。断片化され、スムーズでないシーケンスと家族関係の距離とでなかなか上手い事できているかと思われる。トリミングされ隠されたみたいな真実によってギクシャクしてます的な。後に引きずるまでの衝撃音と呼吸音はそれぞれの内面で凄い事になっている。憧れのチア部の聖水と共に流れる涙は良いシーンだったな。叔父の名前がなくとも成立している。
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