去年くらいに観たのでうろ覚えレビュー。
といってもストーリーは至ってシンプル。
太平洋戦争時、無人島に流れ着いた日本兵とアメリカ兵の対立。
キャストも世界の三船とリー・マーヴィンのみ。
この2人の対立が、おそらく「キングコング 髑髏島の巨神」の冒頭や、今も上映中の「モンスターハンター」でのトニジャとミラジョボの衝突シーンなどに影響を与えてる気がする。
正直、敵国同士なのでお互いが疑心暗鬼になるのは仕方がないとはいえ、子供の喧嘩みたいな感じに見えてくる。
しかしこの映画の見所はなんと言っても三船敏郎です。
リー・マーヴィンといえば190センチを超える身長と強面が有名。
そんな巨躯の外国人を相手に一歩も引かない三船。
三船敏郎が棒切れを構えてリーと対峙するシーンがあるんだけど、その圧倒的な存在感たるや。
このシーンがあるからこそ、小さな日本人が巨躯の外国人と対等以上に渡り合えるという説得力が産まれる。
無人島のサバイバルで、対立しっぱなしよりは生きるために協力する2人。
しかし物語はそれだけでは終わらない。
衝撃というか、唖然とするラスト。
いくらなんでも唐突がすぎるし、何が起こったのか未だに理解不能。
前々からラストは賛否両論あるとは聞いていたけど、いやはや聞きしに勝る最後だった。
ちなみに別バージョンも存在するらしい。