『海は広いな大きいな』
ついにDCが本気を出したのか、はたまたワン監督を起用したのが偉かったのか。
やっと心から心の底から面白いヒーロー映画がDCにも生まれました。
はっきり言ってストーリーや展開自体はマーベル映画「ブラックパンサー」に非常に似ていると感じました。
あちらは色濃く政治色がにじみ出ていましたが、こちらは文明批判を軽くにじませつつ、エンタメに徹したのが良かったと思います。
とにかく画づくりがいちいち決まっている。一枚画になるようなキメの一枚だらけなのがしびれます。
また「ジャスティス・リーグ」では若干影の薄かったアクアマン、最高にかっこよくて憎めない奴。
彼がいとおしくてたまらないのです。
またアンバー・ハード演じるメラのエロかっこよさにメラメラ、いやメロメロ。
(いや本当にスマン)
有名俳優の実に効果的な使い方。
派手な展開に度肝を抜かれながら、イタリアでの二手に別れた対決の描写の的確さに舌を巻く。
うんやっぱりこれストーリーにも関わったジェームズ・ワン監督の手腕だわ、きっと。
まさかの「ワンダーウーマン」越えの大ヒットで、もちろん続編も視野に入ってる事は間違いないが、DCさん、本当に監督選びは慎重にね!
吹替版良かったが、ヴィランの声をマーベルのキャップ役でお馴染み、中村悠一さんが演じていたのは、何かワーナーさんに腹に一物ありそうな雰囲気(笑)
何よりこの作品の最大の問題は、この世界にはスーパーマンやワンダーウーマンがちゃんとどこかにいる、という事…
劇場(MX4D吹替版)にて。19.02.08
2019#010