タカシ

アクアマンのタカシのレビュー・感想・評価

アクアマン(2018年製作の映画)
4.8
『海は広いな大きいな』


ついにDCが本気を出したのか、はたまたワン監督を起用したのが偉かったのか。
やっと心から心の底から面白いヒーロー映画がDCにも生まれました。

はっきり言ってストーリーや展開自体はマーベル映画「ブラックパンサー」に非常に似ていると感じました。
あちらは色濃く政治色がにじみ出ていましたが、こちらは文明批判を軽くにじませつつ、エンタメに徹したのが良かったと思います。

とにかく画づくりがいちいち決まっている。一枚画になるようなキメの一枚だらけなのがしびれます。
また「ジャスティス・リーグ」では若干影の薄かったアクアマン、最高にかっこよくて憎めない奴。
彼がいとおしくてたまらないのです。
またアンバー・ハード演じるメラのエロかっこよさにメラメラ、いやメロメロ。
(いや本当にスマン)
有名俳優の実に効果的な使い方。

派手な展開に度肝を抜かれながら、イタリアでの二手に別れた対決の描写の的確さに舌を巻く。

うんやっぱりこれストーリーにも関わったジェームズ・ワン監督の手腕だわ、きっと。

まさかの「ワンダーウーマン」越えの大ヒットで、もちろん続編も視野に入ってる事は間違いないが、DCさん、本当に監督選びは慎重にね!

吹替版良かったが、ヴィランの声をマーベルのキャップ役でお馴染み、中村悠一さんが演じていたのは、何かワーナーさんに腹に一物ありそうな雰囲気(笑)

何よりこの作品の最大の問題は、この世界にはスーパーマンやワンダーウーマンがちゃんとどこかにいる、という事…
劇場(MX4D吹替版)にて。19.02.08
2019#010
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