なみつ

アクアマンのなみつのレビュー・感想・評価

アクアマン(2018年製作の映画)
3.9
観る前からなんとなくきっとそうなんだろーなーという予感はあったんですけど予想以上にジェイソン・モモアさんがもう完全に完璧に自分の好きなタイプのおじさんど真ん中でした!!憧れ。なんというか、もし男だったらなりたい理想像。筋肉が日常生活に支障をきたさない範囲内で!

着地する、振り向く、酒を飲む、どれを取ってもマンガのワンシーンを切り取ったみたいに画になる。なんかもう存在が、物語からそのままひょっと出てきた登場人物のようで嘘みたい。まあそこは映画のおかげもあるんだろうと思ってたけど、ひさびさに買ったパンフレットを読んだらモモアさんのまじすか武勇伝満載でたまげました。なんてこった。むしろモモアさんに寄せてった感じだったとは、、、左眉の傷も嘘みたいないきさつのリアル怪我だそうな…なんてこった!40歳手前とのことなのでおじさんは少し失礼かもしれないな。でも好きなんだ。おじさんが。

ということでもうそれだけで、内容はいろいろ、いろんなところもあったけど楽しめました!モモアさんだけじゃなく全体的に目が幸せでした。
序盤からめちゃくちゃな美女が出てきて、最初ニコール・キッドマンとわかってなかったので、ニコール・キッドマンに似てるけどこんな綺麗な人この世にニコール・キッドマン以外にもおるんやーと思って観てたらニコール・キッドマンでした!
海も綺麗。メラも綺麗!シチリアも綺麗!!
ほんとうに、目のやり場に困りました。

【他にいろいろ思ったこと】
・海の伸びしろすごい。七つの海とは言うけれど、砂の海とか甲殻類とか深海魚とか、海だけで七つの国のバリエーションを豊かに実現してて関心しきりでした。まだ出ていないという残り1つも楽しみです。
なにしろ甲殻類の国が熱すぎてびっくり!地上だとドワーフ的な立ち位置なの?それとも王蟲?いきなり出てきて背景もほぼ知らんのにその存在感はなんなん!惚れてまうやろ!他のとこもそうなんですけどにしても出番一瞬!全体的に情報の種類に対して出演が一瞬。お金のかかりかた半端ないです。

・髪が波になびく。あれほんとうにどうなってたのかふしぎです。すごく凝視してしまった。昔ゲーム開発にフォーカスしたテレビ番組で、技術はどんどん発達してるけど髪を自然になびかせるのはとても難しいと言ってた気がします。

・ところどころそこはかとなくダサいなあ、と思う箇所があって、
ブラックマンタの頭部とか、それはいらんねんなあ、ていう展開とか、たまにどやーて感じで流れる音楽のタイミングとか、それよりなによりアクアマンの正装!これでいくの…?例えるなら、カワサキはすごいかっこ良いと思うし好きだし憧れるんですけどカワサキグリーンはわたしはちょっと受け付けない…みたいな感触…そこは無難にハーレーでよいのでは…キャラを寄せるならどうかコスチュームも…!それがあるからポスターはこっちなんでしょ?
もしかして、ジャスティスリーグから入っていれば受け入れられた、むしろやっとキタ!ってなれたのか…!?

・最終的にアーサーの人間性がイマイチわからず。家族想いだけどそこは線引きするんだ、とか、思いの外やたらメラを攻略しにいくやん、とか、王になるならないの葛藤みたいなとことか、何がしたいのかあんまりわからない。たぶん見た目でキャラが完成されすぎてるので、レッドは主人公!メガネは優等生!みたいに、勝手に自分で決めつけたステレオタイプなイメージと合致しないとこに違和感を覚えてしまった部分もあるのかも。もともと読解力もないので。

・途中すこし入眠してしまって話がよくわからなくなってしまった。序盤で地上陣営が襲ってきたいきさつとかもよくわかりませんでした。弟さんがメラ父を発起させるためにわざとけしかけたみたいなことだったんでしたっけ…うーん。
とはいえ今後ほんとうに戦うことがあったとしても陸の人たちの勝ち目がまったく見えない…今日は海ね、明日は陸で、みたいなことをするのかな。あ、陸にも超人がいるのか!そっかそっか。

・ブラックマンタといい弟さんといい、敵がみんな何らかの形で不憫だったなあ。弟さんてなんか悪いことしてました…?覇王への執着や兄への憎悪もそれぞれ出世欲とやきもちだと思えばかわいいし、実際人間は海を汚しているんだろうし、別に彼が王でもいんじゃない?やる気のある人がやるで。と、思ってしまいました。それよりだいぶ中盤までオズボーンさんが黒幕なんじゃと思って観てしまった。

・水槽の魚やお花食べたり、そこらへんに停めてある船は公共のものよね?ていう、道端の自転車やコンビニの傘に対する大阪おじちゃんの見解かってなるような発言したり、この作品の女性たちはほんとチャーミング。そういえば海底の食事事情はどうなってるんだろ。


いろいろ書きましたけど、やっぱりモモアさんがかっこ良すぎたのでそれで満足!と思いつつも、どんなにかっこ良くてもターザンリボーンみたいなほろ苦い経験をすることもあるわけだからやっぱりそれだけじゃないんだろうな。観てる最中はうーーん?となった瞬間も多かった気がするけど、今はモモアさんと目の幸福感だけが残っている。
みんなそうかと思いきや、いっしょに観た友達に「ゴリマッチョすぎひん?二択なら私は弟」と言われてそこはハッと冷静になれたのでよかったです。

モモアさんに通じるところがある方で思いつくのは、一時期のラッセル・クロウさん、ホビットのリチャード・アーミティッジさん、ドウェイン・ジョンソンさんあたりです!あとネモ船長とか。バーフバリとか。日本人なら原田芳雄さんかな…。しばらくしたらトム・ハーディがINしてくる感じっすねっ この中だと地味にバーフバリとモモアさんが一番若いのか。そんなつもりはないけれど髭があればええんやろと言われたら言い返せませんね

ワンダーウーマンくらいしか観たことなかったけれど、これからはアクアマンのためにDCシリーズに足を踏み入れそうな気がします。

ぽにょ
なみつ

なみつ