<概説>
DCコミックスによる超王道ヒーローアクション。王位継承騒動に巻き込まれた男が、海底世界と地上世界双方の平穏をかけて実弟と骨肉の争いをすることに。
<感想>
DCコミックスもこういう作品を映像するようになったかと、ちょっと感慨深いです。DC作品といえば『ダークナイト』だとか、個人にばかりスポットが当たっていますから。
"大義"とか"世界平和"とかそういうものが焦点になっているのは、反感のある方もいましょうがいっそMARVEL作品的。
これは別に一概に悪いことではなくて、だんだんアメコミにおいておもしろいものを作ろうというのが第一になりつつあるんだなあと。
一方のMARVELにしても風聞の限りでは『デッドプール』が大概ダーティらしく。こういう作品を契機にMARVELvsDCなんて構図も次第に薄れるのかもしれませんね。
ただ私は大義名分のために個人が消失する作品はどうも肌に合わんので、素直に評価控えめで。CGの出来は流石としか言えませんけれども。
本音を言えばとある要素を最後安売りしたのが許せんだけなのですがね、偏屈な人間になっているなあと自己嫌悪。