山

ウルフパックの山のレビュー・感想・評価

ウルフパック(2015年製作の映画)
3.7
サンダスで高い評価を得たり、ラテンビート映画祭で上映されていて気になっていたドキュメンタリー。

カルトちっくな父親の命で、NYのアパートで十数年間も監禁同様の生活を強いられてきた6人兄弟と妹。外の世界の情報を与えてくれるのは映画だけ。

ひたすら家の中でパルプフィクションやレザボアドッグスやダークナイトを真似る。バットマンの完成度の高さ!夜、tarzan boy に合わせて跳ねながら踊るシーンめちゃくちゃよかった。映画と音楽と人数の多さが彼らの救いだったかな。

でも映画としては、だから?何が言いたいの?という、消化不良気味。大事なところを省いてるような気がしてならなかった。彼らにとってデリケートな問題であるのはもちろんだと思うけど、映画として扱うなら見せて欲しかった。
山