ちぃ

DOPE/ドープ!!のちぃのネタバレレビュー・内容・結末

DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

★3.5 ロサンゼルスのドラッグの売人たちが住む街に住むマルコム。彼らはいつも黒人3人組でつるんでいて、90年代のヒップホップをこよなく愛していた。
マルコムは、成績優秀でハーバード大学に通うことを夢見ていた。
そんな彼が、憧れの女性が参加する、ドラッグディーラーのドムの誕生日パーティーに顔を出すと、その裏でドラッグの取引が行われていて警察が乗り込んでくる。
何とか逃げ出したマルコムであったが彼のバッグにはドムが入れた大量のドラッグと銃が。
ドラッグの存在を知りギャングがマルコムに接触してくるが、刑務所にいるドムからはある人物にドラッグを渡せと連絡が来る。
その人物の元へ行くと、ハーバード大学に入れる手はずを整えるから、ドラッグを売りさばけとのこと。
冴えないオタクのマルコムと仲間たちは闇サイトでドラッグを売り、ビットコインで取引をし、誰にもバレることなくすべてのドラッグを売りさばく。
結果、彼はハーバード大学に入れるよう口添えをもらう。
マルコムは早速ハーバード大学に出願するため小作文を書く。本当の自分と社会の黒人に対する思い込みの間で生きてきたことを書き連ね、最後に「なぜハーバード志望か?僕が白人でも同じ質問を?」という言葉で締めくくる。

ふんわり彼は合格したっぽい。
途中まで馬鹿なコメディーだと思って見ていたけど、最後マルコムがまじめに、ドラッグを売りさばくことから自分が感じて得たこと、自分が世間から持たれているイメージについて悩んだことなどを作文にする場面にハッとさせられた。もちろんドラッグ売りましたとは書かないけれど。

#unext
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