このレビューはネタバレを含みます
これさ、マヌケ(DOPE)でサイコー(DOPE)な黒人達がひょんな事から麻薬(DOPE)手に入れてどんちゃんする〜ような、バカで頭空っぽにして笑えるアメリカンムービーかと思えば…
主人公マルコムは、ゲットー育ちの黒人で、いかにも童貞そうなHIPHOPオタクってわけ。
それに加えて白人趣味(スケボーとか)で皆に馬鹿にされてる。
でも、マルコムはゲットー育ちの黒人だけど、ちゃんと勉強して、大学に行きたいって思ってる。
(ゲットー分からん奴はググれ!)
HIPHOPオタクって聞いて、ニューエラかぶって金のゴツいネックレスつけてる黒人が思い浮かぶかもしれんけど、日本でいうアニメオタク(萌え豚)を想像してくれた方が合ってる。
色んな社会的問題を描いてるけど、一番伝えたかったのは恐らくこれ。
↓
ゲットー育ちの黒人は、勉強もしないし大学にも行かず(行けず)、ギャングになる。
という固定概念。
臆病なキモオタは、麻薬なんか絶対に持ってないし、使わない。
という固定概念。
そういう固定概念をすぐ人に押し付けるのが一番マヌケだよってこと。
ゲットー育ちの黒人マルコムは、大学に行って勉強したいと思ってた。(実際ラストではハーバードに受かる)
HIPHOPキモオタの童貞マルコムは、麻薬で商売して成功した。
固定概念は人生を狭めるよってこと!うまくまとまってないけど、深いね。
ただそれ以上でもそれ以下でもないから星は3.5。
HIPHOP詳しかったら2割増で楽しくみれる、音楽的に!