JackButler

エベレスト3DのJackButlerのレビュー・感想・評価

エベレスト3D(2015年製作の映画)
2.8
1996年に起きたエベレスト大量遭難事件のドキュメンタリー的作品。

当時、一部の富豪や富裕層の間で流行していたガイド登山、ツアー登山の実態である。ビジネスとしての登山なので、登山の能力が無くてもお金を払えば誰でも登れるという謳い文句で各国で様々なツアーが組まれた。

こうした登山は現在に至っても日本のアルプスや北海道の険しい山域でも行われており、毎年、遭難者を出す事故が起きている。高齢者が多く、自分もよくそういう団体に出くわす事があって、常に大渋滞に見舞われる。

この「連れて行ってもらう登山」は危険なので、もう少し規制強化してもらいたいと思う。

前置きが長くなったが、自分は登山をするので興味深く鑑賞した。
実は今年、ネパールに行く予定だった。エベレスト街道でカラパタールまで行けたら行こうと思っていたのだが、地震があったので中止した。

そんな経緯もあり、冒頭のカトマンドゥからルクラ、ナムチェのトレッキングのシーンは本当に旅をしているようで楽しかったのだが、やはり映画作品としては欠けているものが多かったように思う。

まず主人公が誰なのかよくわからないし、ジェイク・ギレンホールやキーラ・ナイトレイといった配役の意義も感じられなかった。

先述したように実力不足の人達が行くガイド登山なので、感情移入が難しいのも大きい。

ただ、「イントゥ・ザ・ワイルド」の原作者ジョン・クラカワーがこのツアーに参加していたのには驚いた。