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エベレスト3Dのrakoponのレビュー・感想・評価

エベレスト3D(2015年製作の映画)
4.0
2Dで観賞。
標高8000Mの、生物が容易に立ち入りできないエリア。エベレスト山頂。
そこに挑んだ登山家たちの悲劇の実話「1996年のエベレスト大量遭難事件」を元にした作品です。
正直私は本作で描かれていることが実話だとは当初知りませんでした。
エベレストの神聖なる景色と自然の恐怖を巨大スクリーンで堪能するアトラクションだとばかりー。

遭難された中には日本人も含まれました。
難波康子さんー。七大陸最高峰のうち、六峰を制覇しており、エベレストが最後の一峰だったとか。
その他、世界中から命をかけて山に登ろうとする人たちがいること。
「なぜ山に登るのか?」
「そこに山があるからさ。」
このやりとりは劇中でも語られ、「それは答えになってない。」と一蹴されておわります。
ですが、私はこのアンサーこそが最も真実に近いのでは、と思います。
まぁ知ったようなこと言って、私自身一番困難だった登山で屋久島くらいしか経験ありません。
登山というか、トレッキングというんでしょうね、あれは。
でもとにかく歩き続けた9時間半、きつかった。
でも、とてもよかった。
この「よかった」という感じを「気持ちよかった」といえばいいのか、「達成感」といえばいいのかわかりませんが、普段コンクリート製の建物の中で暮らし、補整された道路を歩くことになれきっているけど、でもたまに、むしょうに自然界に赴きたくなる。
一人の生き物として、自分のサバイバル力を試したくなる。
自然にぶつかってみたくなる。
それを実現させてくれるものの一つが、登山ではないかと。

山の魅力、自然の脅威、そして時に無力になる人間。
エベレストを観ることで、私は生を実感しました。