原作未読ですが、同じ作者の『そこのみにて光輝く』がとても良かったので、公開を心待ちにしていました。監督は違いますが。
大きな何かがある訳ではなく、淡々と進んで行くんですけど、飽きる事なく、映画の世界に浸れました。
心が折れて疲れてしまった、壊れてしまった、この先の人生に特に期待はしていないように見える二人が出会って、惹かれあって…。
ラストシーンはタイトル通り。
雲間に光が差すかの如く、爽やかな気持ちになりました。きっと人生捨てたものじゃない。
オダギリジョーは相変わらず佇まいがカッコイイ…。情けないけど、優しい人の役似合うんだよなぁ。
脇役のキャラクターもとても良かったです。松田翔太も似合うよねああいう役。カツマタさんみたいなおじいちゃん、友達になりたいー!