HidekiAndo

シャドー・オブ・ナイトのHidekiAndoのレビュー・感想・評価

シャドー・オブ・ナイト(2018年製作の映画)
4.0
6つの大海の掟は簡単だ
『皆殺しにしろ』だ

アジアにおける密輸を牛耳るトライアッド。その中で行方不明者で結成された精鋭部隊『6つの大海』のイトウ(ジョー・タスリム)は、皆殺しにされた村に残された娘レイナを助け、組織を裏切る。
かつての仲間ファティの所にかくまってもらう事に。
上昇志向の強かった元仲間のアリアン(イコ・ウアイス)は、マカオを仕切るまでになっていたが、イトウを殺せば『6つの大海』のメンバーにすると言われ、イトウの元に向かう。
イトウはレイナを守る事が出来るのか?!

ひえ~~こりゃヤバいですね!!!
インドネシア映画だし、イコ・ウワイスとジョー・タスリムの『ザ・レイド』コンビだし、『これも強烈なんだろーな』とは思っていましたが、想像を越える作品です!

『華麗な』とはほど遠い、『何でもあり』のバトルシーンの連続、そのゴア表現の痛々しさに、観てて疲れました😅。
ラストのイトウとアリアンとのバトルはもちろんですが、前半の肉屋のシーンも強烈でしたし、『その場にあるモノ使いバトル』も良く、女性同士のバトルシーンの表現も正に『手加減無し』で、終始圧倒されました。

挟まれる回想シーン、『明かりの使い方』、銃やイトウの背中の固定カメラ使いの映像表現や、終わり方 等々色んな場面で、『香港ノワール』辺りの影響もうかがえ、個人的に好みでした。

劇場公開されてたら、相当バズったんじゃないでしょうか?
Netflix 恐るべしです.....😅。
そして先日観た『バッド・ジーニアス』然り、東南アジア映画、アツいですね!
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