このレビューはネタバレを含みます
何か大切なものを失った主人公が、そのような状況の中でも何らかのきっかけや覚醒を経て再生する物語は多くあれど、この映画が辿る先はいささか以上に不可解なものだ。結局、この主人公はどのような理由で囲い屋を…
>>続きを読む映像がとても美しいけれども、小難しいアート作品の雰囲気とも違う。静かできれいな映画。
セリフによる説明が過多じゃないところが好きです。どういう人たちのどういう関係性でどういうことになっているのか。ど…
冒頭の映像美と構図と音楽に圧倒される。
すごい映画観に来ちゃったぞ、と。
この映画全体のカラートーンはすごく好きです。
キーワードは「彷徨う」ってこと、「漕ぎ手はいなくてもどこかに進む、進まざる…
今いる場所からの脱出方法も分からなければ、戻るべき家の場所も分からない。そんな男の精神世界の感覚を味わう映画。
ホームレスを囲って生活保護費を搾取する貧困ビジネス「囲い屋」でその男は働…
これまた凄い映画を見てしまった。
あまり前情報を入れなかったので、社会派かと思いきや
思いっきりアート映画だった。
トークショーでの監督の言葉通り、
「感情移入や物語、など消していき、残ったものこ…
個人的所感で申し訳ないけど。
“好きな類”の映画ではあったけれど、“好きな”映画では無かった、という印象。
映像とか構図の美しさに眼を見張る一方で、
監督の感性が強い分、
メタ表現の全てを汲み取れ…
植田正治×タルコフスキー、と言うかほぼほぼタルコフスキーだった。「カラダ」を「モノ」として扱い「カネ」を手に入れる事に慣れてしまった青年の、欠落した身体性と父性を再獲得する為の旅。物凄く簡単に理解し…
>>続きを読む©chiyuwfilm