うさこです

この世界の片隅にのうさこですのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.0
とても優しい絵と色合い、ほのぼのという言葉が似合いすぎる主人公
自分は日本人でありながら。2回も広島に行ったのに。なんの歴史も知らなかったんだなと気付かされた。時限爆弾なんてあったのか

知らない土地にひとりぼっちで嫁ぎ誰よりも早く起きて家事を始める。真冬でも水で洗濯物を洗う。物資不足だから雑草でもおかずにする。女性はどの時代でも強いよな。

それから戦時の日本はあんな感じだったのかって知れるいい機会だった。ピカドンの時、呉の人たちはああだったのかって。
広島と長崎にミサイルが落ちたらしいよ〜でそれだけ。そうだよね。
いつも通りの日常の中でいきなり視野全部が真っ白になるくらい光るの不気味すぎる。ほんで爆風がきて見上げたらあのきのこ雲。何が起きたかわからんよな。

誰かが亡くなった、当たり前すぎて慣れてしまっているのがほのぼのした絵だったからこそ残酷だった
終盤に近づくにつれ残酷さが増していき苦しかったが2人の出会いやさらに孤児の女の子が新しい家族になれて良かった


不謹慎かもしれないが、アメリカはこの頃カサブランカを上映し”君の瞳に乾杯”とか言ってたのすごいよな
うさこです

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