ももんが

この世界の片隅にのももんがのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.2
・アオイソラ...キレイ...セカイ...
観終わった後↑こうなっちゃう
日常とのギャップが大きければ大きいほど悲しみが深くなるのがつらい
原爆に関する作品は今まで幾つか媒体を変えて見てきた
それでもやっぱり直接体験していない以上、普段はフィクションでしかない
ただし本作は肝心要の部分以外はありきたりな日常の繰り返しでそれが逆に(忘れんなよ これが現実だ)とつきつけてくるようだ
起こってしまったことは元に戻せず、喪った人は帰ってこない 
それでも生きて毎日を送り続ける人間の生き汚なさを感じる
映画館で観たら出禁になるレベルで泣いてたと思うので家でよかったまじで

・周作さんと水原さんのやりとりで気が狂っちゃう いいんだよこれこれ
風立ちぬに似た雰囲気を感じる
全て観終わったあとで2人の出会いを見返したらあれか!これが!と発見できて幸せな気持ちになれる
声優さんも普段の演技より素に近い感じがしていい
海を好きにならざるを得ないから海兵に...?エモじゃん
ピンチのときは駆けつけてくれる周作さんエモエモ 頭撫でてくれるのも優しい

・絵がテーマになっているからか各シーンで出てくるスケッチや水彩?が印象的
描かれているものも徐々に変化していく
残り40分〜の生活の変わりようとラスト手前の1シーンはめちゃくちゃ怖かった
絵ではないが定期的に出てくるサギはなんの暗示だったんだろ
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