れんじ

この世界の片隅にのれんじのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.3
広島から呉に嫁いだすず。何気ない日常は戦争の影響で次第に変わり始める。

すずの描く絵はどこまでも澄んでいて綺麗だった。波をうさぎに見立てて動き始めたところは映像としても美しかった。
姪を亡くしたのと同時に右手が無くなって、心は完全に折れていただろう。それでも手の温もりに救われたすずがラスト誰かに手を差し伸べる。

日常の何気ない場面がキラキラ光っていた。街がめちゃくちゃになっても家族が亡くなっても腕を亡くしても日常は続いていく。

能年玲奈の声はすずに完全に合ってて良かった

2023年67本目
れんじ

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