やたら評判のいい今作、このアプリでも圧倒的な4.5超えは伊達じゃありませんでした。
これ、観てないなら映画館で上映してる間に観に行った方が絶対いいと思います！
久々に劇場で泣きました笑
僕自身戦争もの、特に日本のものは好きではなく、御涙頂戴なんてもってのほかなんですが、今作は一味も二味も違う、ただの戦争映画ではありませんでした。
やはりアニメ独特の色彩美とその使い所はしっかりとしていて、絵が大好きな主人公すずの感性が様々な場所に散りばめられていました。単に美しいシーン、空爆の戦争的シーン、視覚にのみ訴える爆発のシーン、物語後半の感情が滲み出ていくシーン、または溜め込んでいた感情が爆発するシーン、回想シーンと本当に様々に、柔らかく激しく強く長く観る者に訴えかけてくるものばかりでした。
そして、ストーリーの緩急は本当に素晴らしいもので、和解や終わりや別れのふわっとするその後一瞬でキリリと鋭いシーンが待っている部分が何箇所かあり、絵柄の緩さも相まって作品をより素晴らしいものへとしていました。
終盤、気がついたら泣いていて、とても暖かな気持ちになりました。
今年のトップ10はおろか5には確実に食い込んでくる作品です！
