涙が止まらなかった なんの涙だろう。
かわいそうとかそんなものではなくて、今私がしている当たり前の日常をあの時代も当たり前にしていて、どんなに辛くて大変で怖くても日常は変わらない。
食べる、着る、寝る。
あと、笑う、怒る、好き、悲しい、照れのような感情、私たちと同じである。違うのは戦時中だということ。
そして、劇場を出たあと、そこに広がる自分の現実はこの映画の延長であると強く感じた。
歴史としてはその1日かもしれないけどその次の日はくるし、その次の日も来る。その日その日の暮らしはやはり繰り返させるのだ。
当たり前すぎて余計にわかる。
そしてすずさんに自分を重ねてしまうから、また感情移入するのだ。
周作さんがいいね。あの二人の関係とてもいいね。そして生々しいエロさもあるのだ。リアルだ。触れ方とか。そこだけじゃないけど、そのシーンだけでも、アニメなのに、アニメだからこそのリアルってやっぱりすごいっておもった。
戦争中でも恋はするよ。愛は必要だ。
のんちゃん良かった。あの声。ぴったり。
あの時代の人たちが生きてくれたおかげで今の自分がいるのだ。もっと大事に楽しく今を生きなくては。