この世界の片隅にのkazooのネタバレレビュー・内容・結末

とても素晴らしい映画だと思いますが、大絶賛するほどの映画かと言うと、疑問です。

戦争の過酷さを極力抑え、こんな環境の中でも、ささやかな幸福やユーモア、恋愛が存在していたのだと、無理やり諭されているような気がして、ちょっと説教じみた内容だと思いました。

とにかく、主人公と旦那さんの無駄にエロチックなキスシーンは、下手なポルノ映画よりいやらしく感じました(^^;

戦争映画といえば、「火垂るの墓」も有名で、とにかく泣ける映画と言われていますが、本当に戦争の悲惨さ・残酷さを知るのであれば、「ヒロシマナガサキ」というドキュメンタリー映画の方が、よっぽど良心的で、核心を突いた良質な映画だと思います。

昨年は、「君の名は」とこの映画が何かと評価されましたが、僕としては「聲の形」が一番のアニメ映画だと思ってます。