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太平洋戦争真只中の広島を舞台に、主人公・「浦野すず」が戦時下の市井の生活をほのぼのと暮らす姿を描くって話☆
当時の結婚のありかたや、軍人さんに対する周りの扱い方、日に日に困窮していく生活など、ほんわかした語り口のなかにも生々しさが感じられるのがかえってこちらの心を強くえぐります。
そして何よりも、日本人なら誰でも遺伝子レベルで知っている、あの日あの時あの場所で起こる人類史上最悪の事態に、
「あぁ、すずちゃん!行っちゃダメ~!!」
っと思わず満員の映画館で叫びたくなるような衝動にかられてしまいます。
沢山の“喪失”を経験し、笑顔を絶やさなかったすずちゃんの顔から笑顔が消えた時、改めて戦時下の悲惨さを痛感させられます。
過酷な環境でも健気に元気に生きるすずちゃんの姿に、思わずこちらもホッコリと笑顔で鑑賞しているところに冷や水をぶっかけられる、日本人ならマストルックな一本
(* ̄ー ̄)☆