いぬ

この世界の片隅にのいぬのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.0
どんな戦争映画よりもリアルで、恐ろしく、優しい。

どこがリアルかと言われると、戦争が起こっているのだと実感せざるを得ない出来事が唐突に、本当に唐突に、やってくるところが。

日々の営みの描写が非常に細やかで身近で…それ故に戦争はなんて残酷なんだろうと、こんなことがこの世にあって良いものなのかと…
人物それぞれ想いや境遇を美しく細やかに繊細に描かれていて非常に温かい雰囲気だった。

とても観ていられない場面もあるけれど、エンドロールまで観るべき。
とても切なくて悲しくて綺麗で優しい世界だった。

子供達の平和学習には是非この作品を推したい。

5000円チャージしたイコカを無くしたけど、そんな事しょーもないなぁって思えるほどでした。
いぬ

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