bastian

この世界の片隅にのbastianのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.1
18歳で広島から呉に嫁いだ、ちょっとおっちょこちょいだが極普通の女の子目線で見た、戦争が終わる数年前から終戦にかけてを描いた映画。
前半は、物が無い中で工夫して食事を作ったり、恋愛的な話だったり、嫁ぎ先の家族との話だったりと戦争下での極一般的な暮らしがメインで、空襲は頻繁にあるものの、防空壕に避難するのも生活の一部のような感じで描かれる。
しかし後半、身近なところに被害が出始めると、前半の極普通のかわいらしい感じからの流れもあり、戦争の重さが急激に増してくる。
敗戦が決まった時のすずの言葉が意外で印象的。
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