めちゃくちゃ評判がよかったのでずっと観たくて、ワクワクしながらようやく鑑賞。
・長い間のほほんとしたシーンが続いていたためか、後半の死傷者が出るシーンの残酷さが際立っていた。平和は一瞬にして壊されるんだな、と感じた。
あのとき少し早く歩きだしていたら助かった命…あの日少し離れたところにいたら助かった命…命が儚かった。
・「〜の右手」を何度も言うシーンは少しゾッとした。
・ところどころファンタジー？チックなシーンがあって、不思議な映画だなと思った。
カゴに入れられてるシーンとか、スイカのシーンとか。
主人公があの性格じゃなければ成り立たないかもしれないシーンたち。
・この時代の結婚についてわかるシーンがいくつかあるんだけど、主人公と主人公の義姉の結婚のしかたが本当に真逆で、同じ時代じゃないみたいだった。
二人は性格も真逆。ぼーっとしていて抜けたところのある主人公と、自立していて気の強い義姉。
お義姉さんは初め嫌な感じだなと思ったけど、最後はなんだか好きになってた。
・主人公と旦那さんのシーンは初々しくて可愛らしかった。たまに不意打ちでキュンとさせられた。
同郷の男の子のシーンはすごくもどかしかったけど、これまたキュンとした。
・この映画の中では「死」に対するリアクションがあまりない。泣いたり叫んだりとか。戦争で感情が普通じゃなくなったのだろうか。それか、あえてそこを描かなかったのか。
あといろいろ思ったことはあるけど、ネタバレになるのでこのくらいで。
