飛行機の中で観た。
かなり泣いてしまったけど、なんで泣いたか分からん。この涙は何？って感じ。
それは、この映画が良かった悪かったとかではなくて、観てて悲しかったのか辛かったのか怒りがわいてきたのか全く分からんかったから。
実際、戦争がいざ始まったと知らされても、しばらくの間はなんの被害もなく、戦争の”せ”の字も感じられない生活が続くのだろうと思う。
「あー戦争ってこんなもんか。余裕やな。日本が勝ってるのか？」みたいにのんびりのんびり過ごしてて、いざ、どんどん戦争が身近に感じられるようになったとき、ちょっとずつ、自分の「生きる」という感覚が狂い始めてくるんだと感じた。
生きたいとか考えずとも、なぜか生きてるんだから生きている
↓
死が身近にあるから、必死に生きないといけない、生きたい
この間の変化をこの映画はうまく描いていた。
序盤〜中盤はクスッと笑える場面もあり和んでいたが、それが逆に終盤にかけての残酷さにより濃く色をつけるための仕掛け？でもあったように思う。
そして、ここまで書いて気付いたのは、私の涙は、たぶん、”「生きる」という感覚が狂ってくる”ことに対しての恐怖と、戦争をどうにもできない人間(ただ戦争の影響を受けるだけの一般市民)の無力さが分かって悲しかったから、だと思う。
戦争はダメだ！とは正直完全には言い切れない。(話せば長くなるので省略)
ただ、二度としてほしくない。
それは心の底から言える。
観て良かった！
なんかキモい文になってしまった(笑)
P.S. のんは声優としてどうなのか２つに票が分かれそう。
