着の身着のまま

この世界の片隅にの着の身着のままのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
5.0
大切なものが失われても力強く生きる健気さ、豊かじゃない時代の人々の生活力、家族という存在の大きさ、一昔前の人々の価値観。当たり前ともいえるテーマを、自分にとっては今までで一番ストレートな形で伝えてくれる映画だった。
それでいてすずの心象風景を表したような様々なタッチで描かれるカットも素晴らしく、アニメの強みを存分に発揮した作品だった。文句なしで満点。