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この世界の片隅にのhiroのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.0
ほんわかなタッチとすずの話すスピード感が戦争映画とは思えないほど。ごはんの支度やおそうじ、せんたく、裁縫することがほとんどの毎日。水汲みもわたし達が生きてる今に比べたら重労働。でも昔の女性は働き者で優しくて強い。そして恋愛なしで結婚しても相手によって幸せになれるんだ✨農水路みたいなとこで銃弾から逃がれ抱き合うシーン、とても温かく感じました!戦争がはじまり状況が変わりゆく中、女性も子どもも背負うものが本当に重すぎて大変なのに、最悪な事態が避けられて『良かったねぇ』とみんながダメだとか最悪だと言わず良かった理由を探していて、日本語特有のオブラートに包み傷つけ合わない優しさというか。。言葉の中に思いやりを感じました。失うものが多い戦争、どんな戦争もあってはならないと改めて思いました。今がどんなに平和で自由か、このような映画を観て、比べたり、今が壊れることを想像したり、大切な人を想ったり。。世界の偉い人も肩書き関係なく素直な気持ちでこんな映画を観たらいいのにね❗️
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