すごくすごく濃い時間が流れた作品でした。
何だかもうすずの全てがギュッと詰まって切なくて苦しくてほっこりして、、、
感情の振り幅がすごいことになってました(笑)
戦時中のとある町で暮らすひとりの女の子。
戦争の気配を感じつつも家族仲良く暮らしている。
嫁ぎ先でもすずらしく頑張ります。
あの空気感が何ともこそばゆくて幸せな気持ちになりました。
いよいよ火の手が迫った呉。
幼い子どもが時限爆弾でこの世を去るシーンの描写がまさに秀逸で、、、
画面に吸い込まれてしまいそうでした。
何だか、おとぎ話のような、そんなあたたかさもあるのに、時に残酷で。
でもラストのシーンが何だかとっても晴れやかで希望に満ちていた気がします。
すずの暮らしを通して心に訴えかけてくる素敵な作品でした。
のんの声も作風に合っていて良かったです。